鉛筆のドラキュラ

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サイコパス天才大学教授 成田悠輔の正体

【成田悠輔プロフィール】

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経歴

1986年東京都生まれ。36歳(2022年1月現在)身長181cm

風貌は真面目な青年風ですが、なぜか□◯メガネをかけています。(上の写真は真面目な時のものです)

麻布中学校・高等学校出身(偏差値76程度)

東京大学経済学部〜東京大学大学院修士課程修了 (首席卒業)

マサチューセッツ工科大学 Ph.D.(≒博士課程)取得

現在は

イェール大学(アメリカ 世界大学ランキング15位)助教

半熟仮想株式会社 代表取締役社長(クライアント企業に対してデータや統計を使ったアドバイザーを担う)※オフィシャルには「データ・アルゴリズム・数理で社会をデザインする技法の構築・実装・布教」と記載されています。布教(笑)

そして、日経新聞テレビ東京が共同で運営するYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の「Re:Hack」という政界や経済界の大物やフィクサーをゲストに呼んで議論するコーナーコンテンツで司会進行を務めています。このコーナーには2ちゃんねる創業者のひろゆきもレギュラーとして出演しており、二人がゲストに地上波では質問できないことをバシバシ投げかけ、毎度荒れる番組です。ただ、それによって政治家の本心や政治に対する勉強度が浮き彫りになりテレビでは味わえない議論を聞くことができます。

 

家族構成

素晴らしい経歴の持ち主である成田先生ですが、やはり血が繋がっている家族も天才なのでしょうか?

 

お父さんとお母さん、弟さんがいらっしゃることが分かりました。

 

成田さんの実の父親は自己破産になるまでギャンブルにお金をつぎ込む方だったようです。

自己破産手続きを目の当たりにしたことは貴重な経験だったと語っています。ただ、成田さんはギャンブルをやっていません。

 

そして、弟さんは「株式会社クラウドワークス」の副社長を務めている成田修造さんです。

クラウドワークスは在宅ワークフリーランスと仕事発注者のマッチングサイトを提供しているメディアです。副社長という肩書ですが、慶応大学を卒業後、新卒でこの会社に入社し、マーケティング事業・事業計画の分野で社長の信頼を勝ち取って、25歳の若さで抜擢されています。兄に負けて劣らず天才です。

 

 

成田さんは時折「お金の価値がいずれ無くなって紙切れになるのではないか?」や「お金に興味も関心もない」と言った発言をされており、どこか利益追及の民間企業に就職しなかったことにプライドがあるようにも見えます。会社も立ち上げてはいるもののあくまで自分たちが考えるデータサイエンスを活用した仮説が正しいのか?やどう社会に浸透・役立つのか?といった短期的な利潤というよりかは長期的にクライアントに役立つデータや統計に基づいた提言、技術提供を担っています。この発言を踏まえると、どこかで民間企業で活躍される優秀な弟さんを意識しているように見て取れますね。

 

Xserverドメイン

【学生時代】

 経歴を見てもご家族を見てもその頭の良さが分かるのですが、成田さんは実は小学校〜高校と不登校で学校にあまり行っていなかったようです。

原因は極度の睡眠障害。24時間一睡もせずに起きることがあれば、反対に学校に行く通学路の途中で眠ってしまい学校を休むことがあったようです。なので学校の授業を聞いたり、宿題を真面目に提出することが困難だったようですが、起きている間は自分の面白いことにとことん夢中になって勉強?研究?するようで成績は良く、東京大学に進学されています。

 

 大学では経済学と公共政策を研究し、その研究の中で不可欠な統計学やデータサイエンスも学んでいるようです。特に熱中したのが教育分野の政策研究でした。当時のプレゼン動画が出回っておりますが研究タイトルは「学校選択の理論分析と政策提言 理論編」で学校を選択する場合にどのような指標をもとに考えるべきか、どういう選択が学校にとっても受験者にとっても最善なのかをゲーム理論(ある種の統計理論)を応用させて証明するといった内容でした。研究内容はさることながらプレゼン能力も凄まじいです。23歳でこの落ち着きとスピーキングのスキルはどこで身につけたんでしょうか、、、天才の片鱗を感じることができます。

 

【大学卒業〜現在】

 そしてマサチューセッツ工科大学院を卒業後、世界ランキング15位のイェール大学の助教授として働いています。大学院からほぼほぼ10年間程度は日本に帰ることなくアメリカの生活にどっぷりだったと語っています。引き続き、経済やデータサイエンス、教育分野の研究を助教授として行っていましたが、民間企業からの相談があったことから徐々に民間企業との共同研究やアドバイザー、コンサルティングの仕事が来るようになり一人では処理しきれないとなり、自身で「半熟仮想株式会社」を立ち上げて、大手のIT企業などに対して提言、プロジェクト実装をされています。サイバーエージェントとのAI分野での業務提携やZOZOのデータ活用のアドバイザーやその他Yahoo!ソニー、メルカリなどの民間企業からニューヨーク市、シカゴ市と共同研究・事業を行なっています。名だたる日本企業やアメリカの行政都市とも事業をしていているデータサイエンスの企業は日本にあるのでしょうか?非常にレベルが高いです。

 

メディア出演

そして2021年ついに、その天才さとサイコパスさ?を知ってか知らずか日本のメディアにコメンテーターとして出演される機会が急増しました。

 

先に紹介したYouTube日経テレ東大学の「Re:Hack」やテレ朝の報道番組「ANN NEWS」、ネット番組の「AbemaPrime」に出演されています。

 

YouTubeやネット番組での過激な発言は許容範囲かなと個人的には思いますが、

 

地上波の「ANN NEWS」でも成田節は炸裂でした。若者と日本の未来について考えるという番組コンセプトの中、「若者がどうすれば選挙に行くか?」に対して

若者は選挙に行くより独立国をつくるべき

→高齢者が多数の日本社会でどんなに超超マイノリティーの若者が時間を割いて投票しても何も変わらないから意味ない。結果がわかりきっていることに時間を割くなら家でカフェラテ飲んでゲームする方が幸せなのでは? もし本気でやるんなら若者が多数派になるような特別区や大げさに言えば若者独立国をつくるくらいやらないと何も変わらない、といった内容でした。

 

アナウンサーの困り顔、この意見に納得してはいけないから反論しなくては!の雰囲気がすごかったです。成田さんの言っていることはぶっ飛んでいますが、海外の事例やデータなどのエビデンスを出すので納得せざるを得ないんですよね。話も分かりやすくて聞き入ってしまします。

※放送の数日後に自身のtwitterでも投稿されていましたが、公共の電波で独立を煽るような言動は罪に問われる可能性もあるとのことで、、、ぶっ飛んでいます。

 

また、同じ立場で出演されている日本教育を変えたいと奮闘している女性実業家の方が、就職の際などには学歴ではなく総合的な経験をもとに判断されるべきで(履歴書やエントリーシートに学歴を記載することの反対)、可能性がある若者の未来を狭めているといった意見に対し、

「経験重視が最も格差を作り出す」と全否定

アメリカのエリート大学は全て経験重視のAO入試で行われているが、勉強ではなく経験を重視するためにアメリカの優秀な高校生は「NPOや会社を立ち上げる経験が積めるパッケージツアー2週間で100万円」のようなものに参加して、その経験を入試の履歴書に記載する。つまりお金を持っていない家庭の高校生は頭が良くても入れないといったことが起きている可能性があることを暗に伝えていました。そんな経験重視はさらに若者の未来を潰してしまうのでは?

 

ここまで全否定ですと、アナウンサーの女性実業家に話を振るしかないのですが、もう涙目で返す言葉がない、、、といった感じでした。

 

 

 

この他にもレギュラー出演している「Re:Hack」は毒舌や頭がおかしい感じで面白いです。

ただ、決して問い詰めるのではなく、データやエビデンスに基づいた提言という感じで憎めない雰囲気があります。

 

 

 

成田さんには話し方に魅力があります。その理由として話し方に特有の癖があることに気づきました。

・極論で聞き手の興味を引きつけて、その後に分かりやすく一般化して説明する

 ことです。

口癖は「これは結構真面目な話で」「意外と本気の意見で」です。極論のテーマを言った後にこの言葉を言って徐々に一般化した分かりやすい説明を始めます。

例えば、「高齢者の皆様は切腹すべきでる」と極論を言った後に、選挙権を返納するや社会的な役割を彼らから回収していわゆる民主主義的な社会では死んで、若年層に権限を任せるのはどうか?などです。

※ただし、若年層が多数派になった社会がうまく行くとは思えないと発言しています。あくまで日本社会に変化が生まれるためには世代交代が選択の1つということです。

 

 

そもそもですが、あらゆる統計データが頭に入っているので、議論したところで成田さんの引き出しにあるデータのエビデンスが出てくればその議論は終了してしまうのです。その後は好き嫌いの話にすり替わっていきます。ただ、成田さんはその好き嫌いの話を軽蔑するのではなく、むしろ非常に興味があるため、そこもなかなか憎めないところです。あくまでデータは過去の経験則であり、かつ短期的なゴールを手助けするようなもので長期的な成功や幸福を考えるとデータには限界があって、やはり好き嫌いなどの感情も重要になると。

複合的で多角的な考え方の持ち主であるため、議論する相手を敵に回すような言い方は少ないような気がします。

 

 

 

【ちょっとした小話】

成田さんは大学時代に塾講師のアルバイトをされていたようです。

そこでギャルの女の子に勉強を教えていたとか。メディアで一般の視聴者に向けてわかりやすく説明する能力はここで身に付けたんでしょうか。

 

以上、サイコパス天才大学教授「成田悠輔」さんの紹介でした。見れば見るほど味わい深くなる人です。皆さんもチェックしてみてください!!